新潟市内の小学校に、「ドレミファ階段」を設置しました。
1階~おどり場までの段数が13段あるので、下から「ドレミファソラシ(高)ドレミファソラ」と奏でます。
一般的には電子ピアノの鍵盤が押された場合、それを検知する仕組み(感圧・スイッチ)などから音を出しますが、しかし、その原理をそのまま応用すると床面に取り付けることになり大がかりになってしまいます。そこで、今回は非接触の距離センサーを左側に13個設置し、コンピューター上で足がのったことをセンサーで検知し、コンピュータで処理した上で音を鳴らしています。
人が通る → センサーで検知する → コンピュータでその段の音を鳴らす
原理は簡単ですが、設置の際の調整やノイズ処理など、細かなところで現地での修正がありました。もの作りは、こういった見えないところの苦労があります。また、子どもが多く通り騒がしい朝の時間は音量が大きめ、他の時間は半分の音量になるなど、ソフト上で音量の調整をしています。自動起動・終了にも対応しています。
さて、効果についてですが、子どもたちが朝からたいへん楽しみに上り下りしています。殺風景な階段が、とっても楽しい華やかなものへと変化しました。また、設置した校長先生からは「「ドレミファ階段。階段で遊ぶ子が増えて危険かもという懸念もないこともなかったが、そんな心配をよそに、音を確かめながら、むしろ安全な歩行。正に案ずるより産むが易し!」というコメントをいただきました。安全教育を推し進める上でも、むしろプラスの効果が期待できます。
海外では、エスカレーターと並列に設置していた階段が、設置前はほとんどの人がエスカレーターを上り下りしていたのが、ピアノ階段にすることで階段を上り下りするようになったという事例もあります。健康増進にもいいですね。
ソフト・ハードの部分も完成したので、販売を開始いたします。学校以外にも、商店ビルの階段に設置して集客効果を高めたり、駅の階段に設置したり、施設に設置したりと、様々なところに対応いたします。関心がありましたら、HPからお問い合わせください。