知り合いからの依頼で、理科教室をおこないました。夏に引き続き、2回目になります。内容は、ドライアイス爆弾、人工イクラ作り、エコーマイク作りです。せっかくなので、ご紹介します。
ドライアイス爆弾
ドライアイスは、ー78℃の二酸化炭素の固体ですが、気体になるとかさが増えます。そこで、ビニール袋に水とドライアイスを入れて、しりとりしながら回すというゲームです。
コツは、ビニール袋は透明なポリエチレン(0.03mm程度)を使うことです。濁った袋は裂けるので、爆発しません。あと、そのまま袋に水とドライアイスを入れると、爆発したときに水が床にまき散りますので、3重にして(中の袋は閉めずにしておきます)おくことで、水が飛び散ったりドライアイスが出てきたりしませんので、ぬれることもありませんし、安全です。
人工イクラ作り
材料は、アルギン酸ナトリウムを溶かした液と、塩化カルシウムを溶かした液を使います。アルギン酸ナトリウムは、Amazonで購入しました。
塩化カルシウムは、凍結防止や除湿剤で使用しているものから取り出すと安いです。
作り方は、
①アルギン酸ナトリウムをナベでゆっくり溶かす。しかし、これが溶けません。1時間ぐらいかけると大体溶けます。水2Lに、大さじで3倍ぐらいでしょうか?適当でいいのですが、完成したときにある程度流動性があるように薄めます。
②除湿剤などから取り出した塩化カルシウムを20粒ほど、100mLほどに溶かします。
③あとは、好みで、アルギン酸ナトリウム溶液に絵の具を入れたり、香料を入れたりして、スポイトでたらします。
スポイトは、100円ショップDAISOで売っていた、習字の炭取りスポイトがよかったです。
この人工イクラ作り、大人も子どもも、すごく熱中します。とっても楽しく、色も付けると「海ぶどう」「グリーンピース」「種」など、そっくりさんがいろいろできます。
エコーマイク
紙コップを2つ使い、その間を針金でつなぎます。簡単に言うと、針金を使った糸電話です。割り箸3本で支えると簡単にできるのですが、今回は3Dプリンターでちょっとした部品を作ってみました。
使う方がいるとは思えないのですが、3Dプリンター用のSTLファイルをアップしておきます。ご自由にお使いください。
https://eureka.niigata.jp/WordPress/wp-content/uploads/2022/12/エコーマイク部品.zip
完成品は、こんな感じになります。箸は、ダイソーの竹の箸(100円で100本?)を使うと、ぴったりです。