セキュリティが強いiPadでも、工夫すると拡張版Scratchが使用できるようになります。
前回の記事では、拡張版Scratchとmicrobit-moreを使って、分身ロボットを製作しました。
WindowsやMacなら簡単にできるのですが、iPadではこのままできません。というのも、iPadのブラウザー(safariやiPad版のChrome)は、直接Bluetooth通信を制御するWebBluetooth機能がサポートされていないからです(ちょっと難しい話なんですが、それだけiPadはセキュリティに厳しい仕様になっています)
それを回避するできるScrubというアプリがあります。
これを使うと、Scrub上のScratchから、micro:bitを一部コントロールできるようになります。しかし、残念ながら標準の状態では、拡張版Scratchやmicrobit-moreが登録されていません。
そこで、次の方法で拡張Scratchやmicrobit-moreを登録できます。
まずは、Scrub上で次の操作をして、micorobit-moreの拡張ブロックを読み込みます。
microbit-moreを読み込むと、Scrub上の拡張ブロックに、次のような「拡張機能を読み込む」ができるので、ここをタップします。
すると、「拡張機能URL入力」とでるので、今回の場合は「Posenet2scratch」のURLを入力します。
下のように、無事Scrub上でmicrobit-moreとPosenet2scratchが使用できるようになりました。
※Posenet2scratchのURLは、検索して探し出せます。こちらのGitHubページの下の方に記載されているので、リンクをコピペすると簡単です。
これ以外にも、拡張版ScratchのML2Scratchなども登録されているので、Scrub上で使用できます。
このような素晴らしいソフトを無償で公開している大庭様、TFabworks様に感謝申し上げます。