micro:bitが壊れた症状の際の対応の仕方
壊れたかと思うmicro:bitの対処方法は2つあります。
ケース1
プログラムをダウンロード後に、何も動かない。ペアリングしてプログラムを書き込めない。
このような症状が発生しやすのは。
・GIGAスクールでiPadが導入された学校
・micro:bitの購入が2020年6月以前(iOSのペアリング処理の内部プログラムが古い)
・2020年6月以降、PCでmicro:bitを使っていない。
対策
①Windowsパソコンで、MakeCodeエディタを立ち上げる。
この際に、MakeCodeエディタが、最新(Ver3.0.X)になっていることが条件
調べるには、「右上の歯車マーク」→「このアプリについて」→下の写真
②MakeCodeエディタを使って、HEXファイルを作る。保存から、HEXファイル(MakeCodeで作ったファイルで拡張子がHEX)を一端保存(どんなプログラムでもOK)。
③一端保存したHEXファイルを、ドラック&ドロップでmicrobitのドライブへ移動すると回復する。
※ 症状が出ていなくても、2020年6月以前に購入しているmicro:bitについて、上記の内容を一度おこなうことで、iOSのペアリング処理の内部プログラムが新しくなり、現象が起こりづらくなります。
ケース2
micro:bitそのものは動いている(たとえばLEDに文字やマークが表示する、音が鳴る)ようだが、WebUSB機能が働かないなど。この場合は、ファームウェアがソフト的に壊れている可能性がある。
対策
micro:bitのファームウェアを上書きすることで解決できる場合がある。
① micro:bitのファームウェアをダウンロードする。
機種に合わせたファームウェアをダウンロードする。
機種のバージョンを調べる方法が記載されたページは、こちらです。。
それぞれのバージョンのファームウェアはこちらからダウンロードできます。
② (ケーブルはつながないで)micro:bitのリセットボタンを押した状態でmicroUSBケーブルをつなぎ、micro:bitの電源を入れる。数秒押したままで待つ。
③ すると、(普段は「microbit」とドライブ名が表示するところが)MAINTENANCEドライブと表示される。(下写真)
④先ほどダウンロードしたファームウェアをドラッグ&ドロップする。すると、自動的にリセットがかかって、micro:bitが復活する。
それでもだめな場合は、おそらく静電気破壊されて壊れたものと思われます。特に、冬場は静電気が体に多くたまります。できるだけ、ケースに入れる、micro:bitの端子部を触らない、静電気対策をした周辺機器を使用するなどして、micro:bitを守ることができます。