micro:bitが壊れた症状の際の対応の仕方
壊れたかと思うmicro:bitの対処方法は2つあります。
ケース1
Bluetooth通信で操作した際に、起こりやすい症状です。
・プログラムをダウンロード後に、何も動かない。ペアリングしてプログラムを書き込めない。
・micro:bitに「十の字」が表示されている。
micro:bit上に「十の字」が表示されて動かない
対策方法
①Windowsなどのパソコンを使い、micro:bitとUSBケーブルでつなげる。MakeCodeエディタを立ち上げる。(iPad上ではできない)
② MakeCodeエディタを使って、ハートのアイコンなどのプログラムを作り(空でもいいが、直ったのを判断する上で何か表示させた方が分かりやすい)、ダウンロードする。
回復すると、micro:bit上にハートが表示される。その後、ペアリングモードなどもできるようになっているはず。
もし、ダウンロードできない場合は、下記のようにHEXファイル(MakeCodeで作ったファイルで拡張子がHEX)を一端保存(どんなプログラムでもOK)し、ドラック&ドロップでmicrobitのドライブへ移動すると回復する。
ケース2
micro:bitそのものは動いている(たとえばLEDに文字やマークが表示する、音が鳴る)ようだが、WebUSB機能が働かないなど。この場合は、ファームウェアがソフト的に壊れている可能性がある。
対策
micro:bitのファームウェアを上書きすることで解決できる場合がある。
① micro:bitのファームウェアをダウンロードする。
機種に合わせたファームウェアをダウンロードする。
機種のバージョンを調べる方法が記載されたページは、こちらです。。
それぞれのバージョンのファームウェアはこちらからダウンロードできます。
② (ケーブルはつながないで)micro:bitのリセットボタンを押した状態でmicroUSBケーブルをつなぎ、micro:bitの電源を入れる。数秒押したままで待つ。
③ すると、(普段は「microbit」とドライブ名が表示するところが)MAINTENANCEドライブと表示される。(下写真)
④先ほどダウンロードしたファームウェアをドラッグ&ドロップする。すると、自動的にリセットがかかって、micro:bitが復活する。
それでもだめな場合は、おそらく静電気破壊されて壊れたものと思われます。特に、冬場は静電気が体に多くたまります。できるだけ、ケースに入れる、micro:bitの端子部を触らない、静電気対策をした周辺機器を使用するなどして、micro:bitを守ることができます。