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iːo紹介 第2回「人感センサー」

プログラミング

今回は、iːoに搭載している人感センサーのご紹介です。

人感センサーとは、赤外線を感じ取る光センサーの一種です。つねに、赤外線を感知し電気信号に変換しています。人や動物など、熱のある物体からは赤外線が放出しています。そこで、この赤外線の変化から人や動物が近づいたことを感知します。ただし、定常値からの変化を感知する装置なので、人や動物が長い間動かないでいると、それを定常値としますので反応しなくなります。メーカーによっては、分かりやすいように「動作検知」と言っている場合があります。このような性質から、人感センサーのプログラムでは、作動時間などへの配慮が必要な場合があります。

人感センサーを使う想定場面として

  • 照明の節電
  • 廊下・階段を通ったときなどの自動照明
  • 防犯
  • シニアの安全や、園児バスなどの行動を見守るセンサー
  • 産業用などでは、自動ドア、手をかざすと出る洗面所、人が来ると動き出すエスカレータ-

などが考えられると思います。学習では、どのような場面を想定することで、プログラムの目指すゴールをしっかり持てるのではないでしょうか。

iːoの人感センサーは、P14端子に接続されています。また、人感センサーの横に緑のモニターLEDがあり、反応すると点灯します。

丸井のが人感センサー

人感センサーからの出力はデジタルで、1(真)か0(偽)です。なので、MakeCodeエディタに備わっているブロックを使うと、次のように人感センサーの値を表示できます。

iːoには人感センサー用の拡張ブロックが用意されているので、ハードに関わる部分を知らなくても、簡単にプログラムが組めるように工夫しています。

iːo用の人感センサー拡張ブロック

たとえば、「人が動いたら、ライトをつける」というプログラムを組むと、次のようになります。

手をかざすとLEDがON,しばらくするとOFF

手に反応してLEDをON、しばらくすると(動きがないので)OFFとなります。このようにセンサーライトを簡単に作れるのですが、たとえば廊下を想定してみると、通り過ぎるまで照明をつけておきたい訳ですから、さらに照明時間を延長する工夫が必要です。LEDを赤にしてブザーを鳴らすと、防犯灯にもなりそうです。

次回は、iːoに内蔵されているリレー(電源をON/OFFできる回路のこと)を取り上げたいと思います。感想をお寄せください。

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